兵庫県のとある施設

ローソンやらくら寿司やらマクドナルドやらガストやらが並んでいる、どこにでもあるような郊外を運転していると、ここがどこなのか分からなくなるような非現実感に陥ることがある。そんな郊外を抜けて、田んぼがちらほら見えてくるような少し田舎の雰囲気があるところに、その施設はあったのだけど、広大な敷地に幾つもの建物がまとまりなく建っていた。車を駐めて、恐らくメインであろう建物に足に踏み入れると受付が無かった。他の建物かな、と思って敷地内を歩いてみると、至るところで工事をしていて、工事用の車が駐めてあったり、歩きにくかった。どの建物も入口らしきものは見当たらず、ある建物は窓に金網が施され、時々雷が落ちたかのような叫び声が聞こえた。早くここを去りたい。途中、ピカピカに光る黒いジャガーが目についたが、その敷地内においてそれは一際アンバランスな存在に思えた。

もう一度メインらしき建物に入り、さっきより注意して周りを見渡すと、受付は2階にあることが分かった。

受付で担当者を呼んでもらい、用事は手短かに終わり、少し焦るようにその敷地から出た。

次の施設に向う間、運転しながら色んなことを考えたが、ふと「精神には限界が無いな」と思った。こちらの想像力をどんどんどんどん超えて行くものがあるのだな、とか。

次の施設では普段なかなか売れないものが売れることになった。連休明けが忙しくなるな、連休も出勤しないとな、とか色々考えたけど、夜の海で波の音を聴きながら眠りに落ちたいような気持ちだった。
今日はどうも落ち着かない日だったみたいで、肩が凄く凝っている。