拡散の試算図2千枚、公表は2枚 放射性物質で安全委

http://www.kobe-np.co.jp/knews/0003974749.shtml
神戸新聞より。
(今朝の神戸新聞の一面のニュースであるが、大手メディアではこのことをあまり伝えていないような気がする。yahooのニュース欄でも見当たらなかったが。)


放射性物質飛散の危険性については、SPEEDIを公開しないということで逆説的に証明していると思う。
何故なら、政府、東電、原子力安全委員会は、国民の生活が危険に晒されることを避けることよりも、国民がパニックを起こさないことを優先に物事を進めているので、現状の「安全性」を覆すデータは公表しようとしないから、というのはこれまでのやつらの言動を見てきたみなさんは言わなくても分かるでしょうけど。
なのでこれまでSPEEDIで試算されたデータのほとんどは、やつらが言う「安全」とは相反する内容のものに違いない。


放射性物質の放出量データが乏しい。試算図は実際の拡散状況と異なり、誤解を招きかねない」というのが公表しない言い訳であるが、SPEEDIはこれまで火山による有毒ガスの飛散を予測するために実際に使われている。
http://masqurin.blog85.fc2.com/blog-entry-1229.html
(勝手にリンクすみません)


それが何故、今回データが公表されないのかというと、事故の原因が原発であることと、飛散の距離が現在安全と思われている範囲にまで広く及んでいるからだ。


国民の生活を第一に考えるなら、SPEEDIを公開せよ。そして適切な避難勧告をするべきである。