オランダvsスペイン

スペインおめでとう。今大会を振り返って、雑感。


ワールドカップとはナショナリズムそのものではなく、それの大いなる虚構化である。
虚構化したナショナリズムは、現実に対する批評を含み、過激な場合には現実のナショナリズムを無効化させる、か?
過激な場合というのは、超かっこいいスーパープレイのことである。
しかしシャビ・アロンソは男前である。
観客の熱狂は、そういう風にあくまでプレイに集約されていくべきである。虚構と現実をごっちゃにしたやつはやっぱり馬鹿である(フーリガンとか)。
だからアルゼンチン人の素晴らしいのは、超かっこいいプレイに夢中になりすぎて国を無効化したことである。
マラドーナはかつて対イングランド戦で「フォークランド紛争の仇討だい!」と宣言して、ラッドなプレイを繰り広げて観客を熱狂させた。
そうしたことを顧みるに、サッカーとはナショナリズムを逆手に取った扇動ではないか。これからサッカー選手のことはセディショナリーズと呼びたい。
南米の女の子はかわいい。モデルなんだろうけど。
他者との差異の発見が「運動」をもたらす、のであれば今回の日本代表は非常に「運動」的だったのでは。
さぁ、運動の擁護へ?