I used to belong to a cult.

先週の土曜日は、再び京都へ。私は大学時代、寮に住んでいて、その時一緒に生活をしていた寮生がこの度京都で結婚式を挙げることになったので。
といっても私は仕事の都合もあり、結婚式には参加できず、二次会のみの参加であったが、十年以上ぶりに会う寮生達の顔を見るのは嬉しさの反面、かなり気恥ずかしい気持ちが強く、正直何を話して良いのか分からず困惑していた。
ただし、寮に住んでいた人間しか分からない独特の連帯感がその場にはあり、それは幾分反社会的なものを含んでいて、決して宗教的な集まりではないのだがカルト的な雰囲気を我々は醸し出していたのではないかと思う。

結婚式は教会で行われたらしく、その時牧師が告げた説教が話題になったのだが、東北出身の元寮生がおり、彼が「アガペー」という言葉を発すると、いかにも東北の言葉に変わるのがおかしかったし、しかし、逆に「アガペー」の真理により近づいているような響きがあった。

現在コスプレの撮影会などに頻繁に参加している元寮生もいて、彼は当日もカメラを持参して撮影担当になっていたのだが、カメラさばきが尋常じゃなくプロ、というか犯罪の匂いがするほどのフットワークを時節見せたのが印象的だ。

まだ大学に通ってドゥルーズを勉強している、と信じられない告白をする者もいた。さらには「メトロでオヴァルがライブするけど行く?」というフォントにすると古印体しか思い浮かばないようなセリフを発し、私をさらに混乱させるのであった。いやオヴァルが悪いわけではなく、この人の生活がただ悪いだけなのだ。そんな現在の彼の姿を見て、即身成仏という言葉を思い出した。

以上、私の元カルト仲間、たまやんへの報告でした。