Go Fat

先週はフランス人のお客さんの接待で三ノ宮で神戸牛を。あいつらがアホみたいにコウベビーフ、コウベビーフって言うから。でもやっぱり旨いです。今でも舌にその感触が残っています。中上健次霜降り牛のことを日本の文化の象徴的に語っていて、要は東洋と西洋がグシャグシャに入り混じった病的生物を有り難がっているとかなんとか。そんなことを思いだしながら味わっていた。週末にはその流れで京都観光。流石に寺や神社にも飽きてきました。夜中に同僚と天下一品を本店にて食す。何年ぶりだろ。なんだか味が洗練されているように感じる。昔はもっとえげつなかったように思うのだが。私も大人になってこの味を「普通のこと」と捉えることができた、ということなのだろうか。フランス人も帰って落ち着いた今日は大阪で上司と一杯呑む。カツオの叩きとかイカの天ぷらとか刺身が旨い店。好みの味の出し巻きが出て満足だ。上司は私に負い目があったはずだが今晩の料理を私に奢ってくれたので許してしまう。なんというか流儀にはめられた、という感じか。You are what you eatなダイアリ。