原発から見える構造的問題

小出裕章氏曰く
「米軍に従うのが国益だという人々が日本を治めている。人間の価値は強いものに従うことではなく、生きることが困難なものに目を向けることができるかだ。反原発の闘いと沖縄の闘いは同じだ」
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/14/ryukyushimpo-aug13/


本当にそうだと思います。
エネルギーの問題は、環境よりも先ず利権が第一にあること。
原発はもちろん根絶に向けて進めていくべきだと思うが、
最近まるで掌を返したかのように、再生可能エネルギーの必要性が叫ばれているのも気になる。
やっぱり物事は利権優先で進められ、それが環境問題にすり替えられる、という事実を忘れてはいけないと思う。
地球温暖化対策という「環境問題」のために、「CO2を排出しない」原子力発電がクリーンエネルギーとして推進されてきた、という詐欺まがいを我々は見てきたのだから)


注目される再生可能エネルギーとして「バイオ燃料」があるが、これも食物の値段を高騰させて貧しい国の人々を飢えさせる、という恐ろしい構造を内包している。

武田邦彦氏のウェブサイトより
http://takedanet.com/2007/05/post_a50e.html
バイオ燃料が「カーボン・ニュートラル」というのは、科学ではなく政治である。
バイオ燃料は「環境を武器に世界の格差を広げる方法」だから、アジアの一員としての日本人としては乗れない。


今、資本主義経済の構造的な歪みというものが世界中に噴出していて、欺瞞的な物言いをしてるだけじゃもう間に合わないんだと思う。