日本vsニュージーランド

はい、ラグビーです。7―83でボロ負け。
フランス戦では善戦していたと思うので残念です。


ラグビーは自分にとって馴染みの無いスポーツなのだけど、馴染みの無いスポーツを観るというのは意外に面白い。今までの物語とは切り離して、純粋に目前の表象的現象を楽しめるからだ。
ラグビーの場合は特に獰猛な、まるで動物が喰い合いしているような激しいタックルが、すごく奇異にも感じられたりする。
ラグビーは紳士のスポーツと言われるけれど、我々の目の前で起こる様相は、人間を捨てた男たちの極めてエクストリームな凌ぎ合いだ。
木村和司
ラグビーは紳士がやる野蛮なスポーツ、サッカーは野蛮人がやる紳士的なスポーツ」
と評したが、まさに的確な表現だと思う。ラグビーに比べれば基本的に相手に接触することを嫌うサッカーのなんとエレガントなことよ。


これは偶然なのだけど、宿澤広朗「勝つことのみが善である」を最近読んだ。ヤットがワールドカップの時に持って行った本だったよな〜、いつか読まないと、と思って最近手にしたのである。それでゆっくり読んでいたら、ラグビーのワールドカップが始まろうとしていた。
(はい、実は「物語」にちょっと手をつけていたわけです)


日本ラグビーを世界標準に持って行くために多大な貢献をした宿澤のビジョンに、今近づいているのだろうか?
ラグビーには疎いから良く分からないけど、ジャイアントキリングは、どんなスポーツでもワクワクするし、これからに期待したいです。